2014年11月4日火曜日

カフェロカさんとの出会い/野菜リスト


今夏後半は日照不足が続き、ナスなどの秋採り野菜を始め、冬採りの野菜苗の生育不良で大幅な収穫減となりました。

9月後半から天候が安定し、秋採り野菜が採れ始めましたが時すでに遅しで、深まりゆく秋、気温の低下とともに収穫期も終わります。つまり収穫期間が短かったわけです。

収穫が減るとは気持ちも凹みます。

そんな中、熱海市内銀座通りにお店を構える‘カフェロカ’さんと知り合いました。

地方再生が叫ばれて久しい。地方の商店街は昼間でもシャッターが閉じられている閑散とした活気のない風景がよく見られます。しかし、まちに元気を取り戻そう―と、若い力と柔軟なアイディアで頑張っているグループなどがメディアなどでクローズアップされています。その奮闘する姿を見るたび、「ああ、がんばらなくちゃなあ」などと自らを鼓舞し土と向き合います。

 その地方再生に情熱を傾けるグループが、この近く(隣のまち)で頑張っていました。

まず商店街から変えていこうと‘まちなか再生’を目指すNPO法人atamistaが運営する
Café RoCA’さん(http://caferoca.jp/)です。

熱海商店街にあるカフェはとてもオープンな雰囲気で、いつでも気軽に集えるオシャレな店構えです。スタッフの方も笑顔で迎えてくれます。

 緑のどんぶり野菜も扱ってくれたらうれしいな。

お近くに御寄りのさいは、ぜひカフェロカさんまで宜くお願いします。

 

ところで、現在畑にある野菜(出荷できる)を紹介します。

 

ルッコラ (畑のメイン。サラダセットとして直売所(伊豆村の駅)の棚にも並んでいる。

赤からし菜 (切れ目のある赤紫の葉がサラダに色どりよく)

スイスチャード (赤色がサラダに映えます。主力。)

 

ターサイ (ベビーリーフではサラダ。中~大型に育てて炒め物、鍋など冬に欠かせない)

赤水菜(新種。赤い水菜です。赤はアントシアニン含む)

チンゲン菜 (ミニサイズ)

小松菜 (ベビーリーフではサラダOK)

壬生菜 (新撰組で知られる京都壬生の野菜。鍋OK)

交雑種 (アブラナ科野菜の交雑野菜。意外とおいしいハイブリット野菜です)

黒丸大根 (西洋野菜です。黒い大根で煮ると甘みが増します)

赤大根 (サラダOK。生育中)

紅芯大根 (サラダ用。生育中)

赤すじ大根 (今年から栽培始めました。福島会津地方の郷土野菜です)

打木源助大根 (煮物でおいしい。毎年栽培。短根種。金沢の加賀野菜)

聖護院大根 (丸い大根 京野菜。煮物でおいしい)

ラディッシュ (カラフルラディッシュで、紫や朱色、白など色々)

 

黒ピーマン (真っ黒なピーマン。くせがないのでサラダでもOK)

パプリカ (黄色のイエローホーンという品種)

万願寺とうがらし (京野菜。舞鶴の原産だったか?煮ても焼いてもおいしい)

インゲン(黄色、紫、緑のどじょうインゲン。もうじき終了です)

 

かぶ (サラダかぶです。オリーブオイルとバルサミコで食べるとカブとは思えません)

黄色かぶ (黄色いかぶです。中身も黄色)

日野菜かぶ (滋賀県の郷土野菜。漬物でおいしさ発揮)

 

サボイキャベツ(網目模様の葉。煮込み料理でおいしい。シューフリーゼという品種)

スティックブロッコリー(生育中。3月ごろ収穫)

コールラビ(紫色の品種です。生育中)

 

イタリアンパセリ (パスタには欠かせません。サラダもOK)

ベビーリーフ=ガーデンクレス、ロロロッサ、ルッコラ、水菜、チャードなど多種)

 

畑に来てもらっての 直販もします!

ぜひご一報!

 

よろしくです。

 

緑のどんぶり

 

 

2014年7月4日金曜日


ズッキーニが採れ始めました。

ブラックドスカ(サカタ)、ブラックッビューティ(たねの森)、丸型のロンデニーズ(たねの森)、ステラ(トキタ)の今年は4種。

ブラックトスカ先鋒で収穫開始です。

昆虫が受粉をしてくれますが、自分で受粉する場合は朝9時ごろまでに行います。
昔に比べ、食べ方もいろいろ増えたようで、需要も多くなっています。

半夏生


7月2日は雑節の半夏生(はんげしょう)でした。

畑は農事暦で動いています。

二十四節気を目安に栽培計画を立てる。

例えば啓蟄(36日)までにじゃがいもを植え付ける、穀雨(420日)から夏どり野菜の種を蒔く、レタス、ホウレンソウは立夏(55日)が最終播種など。

雑節の半夏生は二十四節気の夏至(6月21日)から数えて11日目、今年は72日でした。

一般にはこの日までに田植えを終える、地方によってはタコを食べる風習があるそうですが…(この丹那地方ではタチアオイの蕾が付き始める5月の終わりごろに田植えを行います)。

 この畑では半夏生までに秋どり本命の夏野菜(ナスやトマト等の果菜類)の定植を終えることを目標にしています。

でも、毎年植え終えることはできません。今年も終わらなかった。

これ以降に植えると、収穫量が確実に下がります。

 


2014年2月28日金曜日

2人展に緑のどんぶり野菜!


芸術家と百姓のコラボが実現!?

サラダな器とスパイス苔玉~春野菜とともに―と題した展示即売会が、今日28日(金)から35日(水)まで、東京都渋谷区にある‘暮らしの工房&ギャラリー’「無姤里(むくり)で開催されます。

湯河原在住の陶芸家伊東正明氏と苔玉作家の湯川紀子氏のふたり展の中、緑のどんぶり野菜が作品に彩りを加えます。オーガニック野菜の紹介とともに31日、2日の両日各10セット野菜を販売していただけます。伊東氏のご厚意によるもので感謝いたします。

積雪の影響で葉もの野菜の状態が悪いので根菜類が中心になると思います。
近くにいらっしゃいましたら、お立ち寄りください。
よろしくお願いします。

 


『伊東正明×湯川紀子 ふたり展~

サラダな器とスパイス苔玉―春野菜とともに』

会期=2014228日~35日 11時~19時 

*初日は14時~/最終日17時まで

会場:東京都渋谷区猿楽町204 暮らしの工房&ギャラリー 無姤里 
電話:03-5458-6991


 

☆伊東正明:みかんの枝葉を燃やした灰を釉薬の原料にした「みかん灰のうつわ」を制作。気分よく使える器を追求し、暮らしに寄り添ったものづくりを提案しています。


☆湯川紀子:HPぼんさい手帖にて、だれでも気軽に始められる盆栽のカタチを提案しています。陶芸家とのコラボや苔玉教室を通じて暮らしの中に緑があることの楽しさを伝えていきたいと日々活動しております。

2014年2月25日火曜日

再開します

立春を過ぎても寒さが厳しい2月。しかし、畑は春の兆しをのぞかせています。
いつもお野菜をご愛顧いただきましてありがとうございます。
ブログをしばらくお休みしていましたが、再開しようと思います。
どんぶり野菜のユーザーさんに「野菜の状況を知りたい」とのご要望も多かったのがとても嬉しく思います。
ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

緑のどんぶり 吉澤 
2週続けての大雪。
30センチほどの積雪がありました。14、15日は仕事はできない状態で、16日の日曜に金曜宅配の分を配達、土曜宅配の方は月曜にスライドしていただきました。
被害は、葉もの(リーフレタス)などを栽培していたビニールトンネルが重みによりつぶれ、トンネルの骨が折れたりしました。
私のところは零細小規模農業なので被害は少なかったのですが、伊豆の国市の山間部は一週間後の22日でもなお、積雪が解消されていません。御殿場の方ではビニールハウスがつぶれるなど相当被害が大きかったようです。
自然相手の仕事の辛いところです。
現実を受け入れて前に進むしかないです。

2013年4月30日火曜日

ロロロッサの無肥料・不耕起栽培

リーフレタスはイタリア種のロロロッサを毎年栽培しています。
寒さにあたると赤みが増す、柔らかくておいしいリーフレタスです。
雨に弱いので、およそ梅雨入りする入梅(6月10日)までに収穫が終えられるよう、
栽培計画を立てます。
他の野菜との混植栽培も可能で、涼しくて、やや乾燥気味な気候でよく育ちます。
種まきに注意する点は、好光性(光を好む)のタネなので土は薄くかけて蒔く。
発芽まではよく湿らせて、発芽後は水をやりすぎない程度に管理して苗を作ります。
柔らかい葉なので、多湿に弱く、露地では大雨が大敵です。
ましてや近くに樹木があったりすると、大粒の雨粒が直撃するので一気に弱体します。
今回は栽培の一例を紹介。
 
 1月17日トンネル栽培のルッコラを収穫。


黒ポットに種蒔きし、保温カバー等で育苗したロロロッサ。
数粒を蒔いたものを間引き、2~3かぶ残します。


地上部を刈り取って収穫したルッコラ。
それを根を残したまま、耕さず、無肥料の状態でロロロッサ苗を植え付けます。
同時に、ホウレンソウのタネを真ん中に蒔く。
ビニールトンネルは日中も夜間もかけたまま。
 3月30日。
気温が上がると同時にホウレンソウ、ロロロッサともに良い具合に生長。
ホウレンソウは縦に伸びるのでロロロッサに覆われることはないのです。
日中はビニールトンネルをはずし、夕方に閉め、冷たい外気にあてないようにします。
このとき、間引きをして1かぶにします。

4月17日。
雑草も同時に伸びてきますが、何もせずそのまま。
いつでも収穫できる状態です。
雑草は地面を被覆するので乾燥を防ぎます。
しかし、これ以上雑草を放置すると、気温の上昇とともに野菜に覆いかぶさるほどになる。
ここがロロロッサ、ホウレンソウともに収穫期です。
冬は約3カ月、春蒔きは約2カ月で収穫できます。
気温や土の状態などの条件がよければ、無肥料・不耕起でも、栽培できるということです。

菜の花


今年もまた、たくさん菜の花を咲かせました。
チンゲン菜、雪白体菜(しゃくし菜)、ミズナ、大根、ルッコラ 等のアブラナ科野菜。
この花を総称して、菜の花。
私の出身地、千葉県の県花です。
千葉県には菜の花体操というローカルな体操があり、役場など昼休みに体操の音楽がかかると、
それ、一斉に菜の花体操を踊る、いや行うわけです。
実際、私をそれを見たことがないのですが、一応知っています。

それにしても菜の花は春を感じさせる花で、桜にも負けないくらい美しい花だと思います。
桜はパッと散るさまが日本人に愛されるゆえんでありますが、菜の花はいつまでもダラダラと咲き続けます。
ダラダラという表現は適切でないにしても、長ーく、咲き続けて楽しませてくれるほうが好きです。
桜は桜のよさがあり、菜の花も良さがあります。
畑にはソメイヨシノと山桜があるので、上の4月3日の写真には同時に咲き誇るさまを楽しめました。

普通散った桜はその後、見向きもされませんが、私は花の咲かない桜にも目を向けます。
伊勢正三ことショーヤンの曲に、散った桜が見向きもされない♪という儚い恋や人生を歌った曲もあります。
曲は「ささやかなこの人生」だったか、その詩を聴いて以来、必ず楽しませてくれた花々のその後に目を向けるようにしています。

何事でもそうであるように思います。
散った花の儚さ、華やかなその裏にこそ、何か大切なものが隠れている。
野良仕事をやっているとそんなふうに感じます。
なんでもそうです、表舞台に目がいきがちですが、その舞台裏にこそ、大切なものがある、そう思います。
すると、今まで気づかないことに、何か気付かされることがあって、ちょっと人生得をした感もあることも。



 白花の美しい大根の花。

ルッコラの花は食べれます。
花もルッコラのゴマ風味の味がして、うまい!


こんなに野菜の花が咲いているということは、「これだけ収穫し損ねた」 ということであり、
これだけの花の分だけ売上が上がらなかったという証明でもあります。
でも、きれいだから、これでいいです。